2010年 10月 25日
"Bibury Court Hotel" OLYMPUS μ 第9回レイノカイ。12/4に決定致しました。 開催地は神戸になります。今回の幹事はシャシンアニキ。(エキサイトブログ停止中。) 私はちょっとお手伝い♪ 参加ご希望の方、こちらに鍵コメで御連絡下さいませ~。 11/20が締め切りとなります。皆さんふるってご参加を! ☆Saori Misawa Official Web Site "saorimisawa.com" 写真・イラスト関連のお仕事受承ります♪詳しくはウェブサイトで。 さてさて。さすがに歩き過ぎた。 自分たちが今どこにいるのかもわからない状態である。 なんせ周りは全て牧場なのだから。 「これって元の場所に戻れるのかしらねぇ?」 「まぁ方角的には戻る感じだけどね。」 「え?そうなの?」 「うーん、多分。私的には、そういう感覚。でもどうだろ?」 そういえば今年の初めかなんかに青森の牧場で行方不明者出たよね。 携帯のアンテナ立ってないし。しかもあのお姉さん以降誰にも会わないし....。 でもさ、ちょっくら不安も無いわけじゃないが、まだまだ日は高い。 焦ってもしょうがないさ、と思った矢先、標識と建物が出てきた。 どうやら私たちが辿ってきたフットパスの終点らしい。 暫く進むととても綺麗な小川が流れ込む沼に出た。人間の体くらいある大きな葉っぱを持つ植物が傍らに。 ベンチもあるし、どうやら手を入れられている場所。 少し遠くに女性たちがちらほら。しかもフットパスを歩くようなカッコでもない。地元の人であろうか。 同じ緑でも水分をより含んだような深いグリーン。林のような場所のうっそうとした緑色って心静かになります。 綺麗だなぁって思いながら歩いてると、1軒の大きな建物に出くわした。 「これってホテルかな?」 中に入って正面を見ると明らかにウェイトレス。 左に曲がって廊下を進むと途中に小さなテーブル。上には白いラップトップコンピュータ。 洒落たレセプションが現れた。 「はい。お食事だけでももちろん大丈夫ですよ。」 辿り着いた先はBibury Court Hotel。 いや、本当に素敵なホテル。1633年に建てられたお屋敷を改装して作られたそうです。 うーん。次来たら泊りたいな....。 右側のレストランでもティーサロン(+コンサバトリー)でもどちらでも食事が出来るというので 軽めの食事に合いそうな奥のソファーのあるサロンの方に向かった。 (本当は外のパラソルの下で食べたかったんだけど雨が降り出してしまった。残念。) ウェイターに食事をしたい旨を話し、メニューを持ってきてもらう。 あー、サンドウィッチでいいかなと思ってたんだけど、Today's specialが美味しそう。 「テーブル低いけど、ここでメインを食べる方もいますか?」と聞くと 「結構いますよ。テーブルの上のボード(全面を隠すくらいの大きな木のトレー)はそのためでなんです。」とのこと。 Biburyだもんなぁ。Bibury Trautだよなぁ。いっつもお肉だけど、ここに来たら肉よりマスだよなぁ。 (ちなみに私は小学校の時、父に六本木の美味しい地中海料理のお店に連れてってもらった時にも 迷わず牛ヒレを頼んだおバカさんです。) 結局Today's specialのBibury Trautと白ワインを頼んだ。昼から豪華だなぁ。 でね、これが本当に美味しかったんですよ。 皮がパリッとしてて、身はしっかり。塩とバターの加減も申し分無し。 いやー、久々に美味しい川魚食べたね。養殖だけど問題無し。素晴らしい。 けどこのtrautってなんのtraut?ピンク色してるけどサーモンの味ではない。 私の知らないマスかなぁ?と思い尋ねてみると「ニジマスですよ。」 え?ニジマス?なんで白くないんだ?まぁ、いい。美味しければ、いい。 ※これは帰国後にいつも飲みに行くバーのマスターに教えてもらったのですが、 マスの身の色は餌の甲殻類の量によって変わるそうです。アスタキサンチンですね。 通常、陸封型のマスはこれらを食べる量が降海型のマス(サケ)などと比べてかなり少ないので白身だとのこと。 養殖のマスは餌の関係上赤くなることが多いという事からBiburyで食べたものもそのせいだと思われます。 心もお腹も満足になった私たち。 ウェイターにBiburyのバス停がわからなくなってしまったんだけど、どっちに行けばいいの?って聞いたら 「ここからすぐですよ。前の道を真っ直ぐ。」 なーんだ。結局1周しちゃったわけね。ま、結果的に良かったか。 だってあれだけ人と会わなかったんだもの。きっとあそこまで行く人は少なくて、私たちはそれを体験出来たんだものね。 Biburyにさよならを告げ、私たちはCirencesterの街に戻った。 バスの出発時間まで結構な余裕があったのでまたしばらく街をぶらぶら。 途中大きなお肉屋さんを見かける。窓から除くと天井からずらーっとエコバックらしきものが釣り下がってる。 荷物も入りそうだしお土産にいいかな?と中に入って値段を聞くと1£20。 柄にはどうやらこのお店の名前と創始者さん?の写真。へー、歴史あるんだぁ。 でね、肉の種類を見るとびっくり。ジビエの嵐である。ウサギにキジに鴨に鹿。 ここまですごいのイギリスで初めて。多分結構有名なお肉屋さんであると思われます。 あぁ、買いたい。買いたいったら買いたい!作りたい作りたい作りたい! Sさんにそろそろ行こうか?と声をかけられなければあやうく私の料理魂に消せない火がつくところであった。 お店を出ると大きなトラックが1台。 開いていたので中を見たら、豚さんがまるまる4匹ぶら下がっておりましたよ....。 預けてあった荷物を取りにHotelに戻り、バス停へ。あぁ、夜はもうLondonに居るんだなぁ。 でもさ、そろそろLondon Prideも飲みたくなってきた頃だし、ね。 「またきっと来よう。」 沢山の思い出をかみしめながら 私は遠ざかって行く街をバスの窓からいつまでもいつまでも眺めていた。 その16へ続く 上記のお肉屋さんの前に止まっていたトラック。 店のウインドウではみた事あるけど、 トラックに下がってるのは初めて見たなぁ。 思わずチェキでパチリ!なのでしたぁ。
by top-to-toe
| 2010-10-25 21:59
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