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2010年 12月 26日

The women get ready

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普段の仕事+個人的な仕事でいっぱいいっぱい。
で、こういう時に限って、トラブル舞い込む。
まぁ、今さらあたふたしても仕方あるまいよ。腹決めて、やるこったね。

あ、でも遊びもがっつりしてます。
24日なんて夜中じゅう渋谷&新宿徘徊してたよ。(笑)
寒い中、柵の外から覗きこんだ御苑は綺麗でした。
写真展の準備はイマイチ進んでないようで、でもなんとかなりそうな感じ。

今日はこれから忘年会です。
1品持ち寄りなんですが、チリビーンズのリクエストを受けたので作りました。
(私のチリビーンズは自分でいうのもなんですが美味しいです。)
で、ちょっとここんとこ母親との確執があり、彼女に腹を立ててる私は
鬼の居ぬ間に(今日、ママンは撮影に出かけとる。)とばかりに、
冷蔵庫の隠し高級食材がーっと使って他2品も作りました。
みんな美味しく食べてくれるかなぁ。

あともうちょっとで今年も終わりですね。
寒い日が続いてますので、皆さんも体調にはお気をつけ下さいませー。




イギリス滞在もあとわずか。
あくる日はSさんのお友達、Davidに会いに行った。

彼と彼女夫婦の出会いは遡ること数十年。
イギリス(実際は西欧)には"Maypole Dance"という有名なお祭りがあるのですが、
彼が住むIckwell Greenではそのお祭りが毎年大々的に行われます。
昔それを見に行った時にたまたま中心的人物だったDavidさんに声をかけ、
話をしてるうちに「家、泊るかー?」って事になり、そこから交流が始まったそうなのだ。
(この辺は私と似てますね。このご夫婦(笑))

Londonから約1時間。Biggkeswade駅に着く。
駅舎を出ると赤いレンジローバーが1台止まっていた。
長靴に厚手のセーターを着たDevidさんが現れ、挨拶をかわした後、
早速車に乗り込み、Davidさんの住む街へと向かった。

DavidさんはFarmer。農場と牧場をやってていて、なんでもちょっと変わった有名な牛を育てているんだそうだ。
その牛の品評会で何度も賞を獲っているのだって。

「農場どれくらいの大きさ?」
「んー。800エーカー。」
「エーカーってわからないなぁ。大きい方?」
「んー。そうでもないかなぁ。小さくないとも思うけど。」

Sさんに聞くと、Davidさん、この辺いつも適当に答えるらしい。
帰国後に調べたら800エーカーってサッカー場800個分らしいけどね。無茶苦茶広大じゃん(笑)

SさんとDavidさん、昔話に花が咲く。
ふふふ。楽しそうだなぁ。今Sさんの頭の中には、その時の風景がありありと出てきてるんだろうね。
2人の話を聞きながら、私は後ろの席の窓から風景を楽しんで見ていた。
コッツウォルズとは若干違う感じだけど、やっぱり美しい景色。
イギリスの大地ってゆるやかな曲線を描くというか、ちょっと独特なんですよね。
で、私はそれが本当に大好き。

直接牧場に行くかそれとも別の所?との問いに、
「とりあえずお家の方に行きましょうか。」とSさんが答えて、まずはDavidさんの自宅へ。
地域的なもんなのだと思う。こぢんまりしてて可愛い1軒屋が多い。
フラットも2軒か3軒が連なってるだけの小規模なもの。

「あれ?前の家と違くない?」とSさん。
なんでもちょっと前に離婚してしまい、Davidさんは今、昨年建てた新しい家に住んでるんだそうだ。
家の中はとても整頓されていて綺麗。男の1人住まいとは思えんなぁ、なんて思っていたら、
息子夫婦も良く来るし、兄弟もすぐ近くに住んでるし、恋人(後でjust friendというのが発覚(笑))もしょっちゅう来るからなんだって。
その恋人?Jillさんが焼いてくれたケーキがあると言われたけど、それはアフターヌーンティの時に食べたいと話し、
その代わりにと濃いミルクティとストロベリージャムクッキーを頂いた。


今日も相変わらず雨。酷くは無いけれど、もう冬をなんとなく感じさせる冷たい雨である。
曇天の空がとても綺麗で私は庭に通じる部屋の窓からそれをしばしぼーっと眺めていた。


「あー、これこれ。」

嬉しそうな声にはっとして後ろを振り向くと、SさんとDavidさんが部屋の中にある色々な飾りを触ったりしながら何かを話してる。

「これが彼が飼ってるHighland cattleよ。」

よく見ると部屋中に、その有名な、毛足の長いユーモラスな風貌をした牛の絵や写真や置物が置いてあった。
(あちこち旅行に行ってるので、その牛の飾りものの間に中国とかアフリカとかのちょっと不思議なお土産たちも沢山鎮座。
このバランスがまた楽しい。飾り方のセンスがいいのですね。)

なんだかけむくじゃらの牛である。ブサかわいいって感じがぴったりくる。
まぁ、肉牛という事は聴くまでもないであろう。

「美味しいの?」「すごーく美味しい。」「オスとメス、どっちが?」「断然オス。メスもいいけどね。」

そうだよなー。生産者さんってとても可愛がるけどちゃんと食べるんですよね。
(売る側だからもちろんしょっちゅうは食べないですが。)
当たり前なんだけど、自分がそういう立場に居たこと無いからちょっと気持ちがわかりかねる。
ただ美味しいのは確かなんだろう。ちょっと食べてみたい。ってか動いてるやつを見てみたいよ。

「見に行こうか?」

まだ彼の家に着いてから30分ほどしか経ってなかったけど、また後で帰ってくるし、
とにかく今はDavidさんの農場見てみたい。すぐ連れてってもらうことにした。


車で5分ほど走るとDavidさんが指をさしながら、「これ、うちの農場。」と言う。
車道の右側も左側もどっちもなのだそう。えーと、いけでもいけども畑なんですが。

「何作ってるの?」
「オニオンとキャベツとトウモロコシとじゃがいも。他。」
「何人で?」
「基本的には弟とその息子で4-5人くらい?機械がいいから十分だよ、それで。」

にわかには信じられない話し。
この広さを5人?まぁ、収穫の仕方がちょっと水田とかとは違うんだろうけど。
区画が結構こまかく分かれてるようだし。

写真撮りたいので帰りに入ってもらっていいかと尋ねると「もちろん!」との事。
いや、多分この天気とあの風景。かなり良いものが撮れる予感がする。
出来ればもう少し暗くなって欲しいくらいだ。


程なくして着いた場所はなんだか少し大きめの個人経営の自動車工場のような感じ。
彼の農場で使う機械やトラクターや牛たちの餌なんかが入ってる倉庫が並んでいた。
外に出ると眼鏡をかけた人の良さそうなおじさんと可愛い犬が出てきた。
「Peterだよ。俺の弟。双子なんだ。」
(Identicalではない、と言っていたので二卵性だと思います。したがってそっくりではない。)
挨拶を交わしてしばし歓談。Sさんは特に昔話で盛り上がる。
私はその辺をうろうろして色々見つけて写真を撮る。
倉庫とか藁とかトタンとかさー。たまらないわよ、ここ。(笑)

「saori!これよ!Maypole!」

Sさんに呼ばれ近づくと、そこには3-4mくらいありそうな、赤と白で彩られたPoleが横たわっていた。
春のお祭りに備えて綺麗にしてるところなんだって。そうか、横においてこの長さ。
なんでもここ数年のポールの管理はDavidさん宅なんだそうだけど、この大きさで雨に濡れないところっていうと限られてくるもんね。

ふと横を見るとポールのそばの椅子に金色の王冠があった。持ってみるとずしりと重い。
そういえばMay KingやMay Queenが毎年選ばれ、それぞれがちゃんと役割を持ってお祭りに出るって車の中で言ってたなぁ。これ被ってダンスするのかぁ。
(ちなみにメイクィーンって有名なじゃがいもだけど、これが由来?って聞いたらそんなジャガイモは聞いた事がない、と言われた。
イギリスとかの方面が出どころのジャガイモのはずなのに~。)

その重く大きなごつごつした王冠を頭に被り、不思議な踊りを始めた私。そしてそれを見て笑う3人。
しっかしこれ、頭痛いよ。クッションでもつけるのかしら?

「これ、付け心地悪いよ。頭痛いし首も痛める。これでダンスってある意味試練?」って話したらDavidとPeterが一瞬目を合わせ、沈黙。で、その後に大爆笑。何で笑うの?と思ったら…

「saori~。それはポールの先につける飾りだよ。クリスマスツリーの先のお星さまと一緒。被って踊るもんじゃないよ。(笑)」

どうりで重くて大きくてごつごつしてるわけだよ。どう考えてもスチールだもん。

「来年それつけて踊るかい?」
言われて悔しかったので「ま、それも悪くないかもね。」って答えておいた。

「それはそうとHighland Cattle見たいな。」

その一言にますます嬉しそうな顔をするDavidさん。よっぽどご自慢なんだろう。
すぐ裏に居るというので見に行くことにした。
長靴はいるかと聞かれたのだけど、ブーツ履いてるし洗えばいいし。
たまたま底もゴムだしね。出る時に水で流せば匂いなんてそうそうつかないもんですわ。
ということで断る。普通のシューズを履いていたSさんは黒い長靴を借り、履きかえた。

写真で見る限りはなんだかバッファローみたいだったけど、さて、一体どんな牛?
期待が半分。ちょっと怖いかも、が半分。とにもかくにもご対面、なのである。


その26に続く
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by top-to-toe | 2010-12-26 14:36 | Nikon 写真


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