2009年 10月 14日

an impulse


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But I must not push this distrut button.


"enumeration"
Nikon D70




日に日に写真が撮れなくなってきている。
撮りたいのに、撮りたいものが撮れない。
こんな時は撮らない方がいいに決まっているのだけれども、
私はカメラを持ってまた街に出てしまう。

歩き回ってカメラを構えて、やっぱりだめで下ろしてしまう。
悔しさはないけれど「愕然」はあって、そこに急激な虚しさが襲ってくる。

どんなカメラだって私は私の写真を撮れる自信がある。
私の写真はカメラに左右されることなど無い。
けれども私はどんな被写体に向かったって、そう簡単な気持ちではシャッターは切れない。

私と被写体の間にはいつだって均衡があってファインダーを覗けばそれはそこにはっきり現れる。
だからこそそれが現れなければ私は写真を撮れないのだけれども、
ここ最近はめっきりそれが減って現れなかったり、
現れたとしても非常に不鮮明で、構えたカメラを下ろさなければならなくなるのだ。

写真はその時・その場所を記録するけれども、
そこにある時間や空間以外の何かを収めることが私にとってはとても重要で
なのにその何かを探せる目の力も、先月あたりから落ちてきてしまっている感覚が強い。

広島の友達がメールしてきた2つの言葉が忘れられない。
「作家は我侭じゃないと。」
「saoriはもっともっと作品を外に出しんしゃい。」

写真が人生の私が写真で仕事なんかできるわけがない。
そろそろ写真家に戻らないと、大変なことになってしまう。

自分の幸せが何かわかっているのにそれをしないのは、愚かだ。
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by top-to-toe | 2009-10-14 13:59 | Nikon 写真


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