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2010年 12月 20日

Fortune in reality


Fortune in reality_a0073456_2349186.jpg


"a squirrel"
Nikon D70

昨日はHとアベニューQを観に行った。
トニー賞も獲っていて、アメリカでは結構有名なんだけど、
とにかく内容が大人向けらしいってことくらいしかわからずに行く。

....で、すごかった。もうピー音しか入らないあっち(エッチ?ww)系の単語の羅列。
私はたまたまいくつか知ってたんですが、あれ全部わかってる日本人はかえってやばいです(笑)
いや、言葉だけじゃなくて、動きもすごかったけどさ。
セサミストリートの人形のベッドシーンって。しかも凄く激しい(爆)
あれ、男の人が「話題だから」なんて1回目のデートに誘ったら間違いなく振られる気が。
セクシャルハラスメントなんてレベルじゃないですね。
(まぁ、私たちは大丈夫だったですけど。楽しかったよねぇ?H君。)

お勧めかどうかは別として、大人の、アメリカンジョークが大丈夫な方は行ってみるのもいいかも。
まだ若干席は残っているようです。字幕付きなので、英語わからなくても平気よー。
あ、ばかばかしいだけじゃないですよ。中々深いなぁって思う所ももちろん盛り沢山でっす♪
ちなみに私はbad idea bearsというキャラクターが一番好きになりました。









イギリス滞在記 その24

止まないけれど、少しだけ弱くなった雨。
なんとなく目があってしまった隣の男性と軽く会釈をして私は再びぶらぶら歩きだした。


5分ほど歩いた先で、ベンチに座った英国人らしき男性が水場の鳥たちに餌をやっていた。
大きな美しいクジャクがまるで、恋人だとでもいうように彼に横に寄りそう。
首を撫でているように見えたのは私の空想?
兎にも角にも美しいシーンだった。

私に気がついたその男性が帽子を軽くあげて挨拶をくれたので、私は軽く首を傾け、それに応える。
ふと時計を見るともうお昼を回りそう。
あぁ、そろそろ戻らなきゃ。昼食はSさんと取ろうと話してたんだっけ。
気がつけば身体も随分冷えてしまった。

ゲート前の建物までは少し距離がある。私は足を速めた。

数日の雨でぬかるんだ足元が、私がここに居てきちんと立ってる事を認識させる。
時々、本当に時々だけど、何もしていないのに急に足元がすっぽりと抜けてしまって、
現実の世界から自分がはじき出されてしまったような事を感じる私は、
こんなどうでもいいような、でも確かな感触がとても好きなんである。

(あんまり深く考えないでいい時もきっとあるよね。)

思考の深みに入っていくことは嫌いではないけれど、やっぱり痛かったり辛かったり。
もう少し精神的にリラックスして生活することが、私にはきっと必要なんだろう。
ただ生きているだけってそんなに悪いことじゃない。
物事の全てに理由はあっても良いけど、物事の全てに理由づけをする必要はないのだ。

無条件に楽しむこと。無条件に喜ぶこと。無条件に受け入れること。
そういう時間を増やすこと。健やかに生きる事。

まだ降り続いていた雨のせいでカメラを出せない私はそんなことを思いながら
時に歌を歌いながら、時にスキップを踏みながら、芝生の上を軽やかに進んだ。


待ち合わせの場所に着くと、既にSさんが待っていた。

カフェテリアに移動して食べ物を選ぶ。
前のご婦人が手に取ったケーキ。大きいけどちょっと美味しそう。
普段食べないくせに、なんとなく食べたくなってしまう。
と、よく考えたら私は来る途中で美味しそうなキッシュを買ってきたのを思い出し、
結局(寒がってたくせに)白ワインと小さなサラダを注文して席に着いた。

「どうだった?」

食事を取りながら色々Sさんと話す。彼女もとても楽しかったらしい。
横を見るとすぐ隣にいたかわいい女の子がこちらをじっと見つめている。
こんにちは、と声をかけたら、照れてお父さんの後ろに隠れてしまった。
笑いながらそのお父さんが話しかけてくる。

「旅行?」
「うん。」
「どこの人?」
「日本人だよ。ところで今日はちょっと寒いね。」
「まぁ、イギリスだからね。」

こんな他愛もない会話が私をとても幸せにしてくれるのであった。

唐突に来たイギリスは、やっぱりきっと、必然だったのだ。

by top-to-toe | 2010-12-20 00:17 | Nikon 写真


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